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0.99.xで変わったこと

Siki 0.43.6から0.99.xでは、設定画面、スレッドの表示、検索、画像処理、更新方法などを大きく見直しました。このページでは、以前のバージョンを使っていた方に向けて、変更の内容と新しい使い方をまとめます。

対象は 0.43.6(2026年9月16日)以降、0.99.21(2026年10月21日)までです。開発途中の変更をすべて列挙するのではなく、現在の仕様を説明しています。

破壊的な変更

ログや保存データの互換性、画面の見た目、既存の設定・カスタマイズに影響する変更があります。旧バージョンから更新する場合は、まず次の点を確認してください。

更新前のデータを保管してください

画面や操作方法、保存形式に大きな変更があります。更新前に設定のバックアップを作成してください。以前のバージョンへ戻す可能性がある場合は、アプリを終了してからユーザーデータのフォルダーも別の場所にコピーしておくと、更新前の環境を保管できます。

スレッドログの内部形式

スレッドログは引き続きJSONファイルですが、レス本文と画像・動画・カード情報の保存方法を変更しました。

以前は本文のHTMLに画像・動画・カードの一覧を含めて保存していました。新しい形式では、これらのURLをimages・movies・cards・twittersなどの項目に保存し、表示時に一覧を組み立てます。

  • 新しいSikiは、従来の一覧HTMLを含むログも表示できます。
  • 新しい形式で保存したログを旧版で開くと、本文は読めても画像・動画・カードの一覧が表示されない場合があります。
  • ログのHTMLを直接読み取る外部ツールや独自スクリプトは、新しい保存方法への対応が必要になる場合があります。

更新後のログを旧版でも同じように使えるとは限らないため、戻す予定がある場合は、更新前のログを保管してください。

お気に入り・ローカルスレッドなどの保存形式

お気に入りとローカルスレッドの保存形式をSQLiteへ変更しました。従来のデータは自動移行しますが、移行後の追加・編集内容を、旧版が使う保存形式へ書き戻す仕組みではありません。旧版へ戻す場合に、更新後の操作内容が引き継がれるとは限りません。

通常の掲示板スレッドのJSONログとは別の変更です。ツリーの折りたたみ状態やスレッド単位のミュート、タブ・ワークスペースの保存情報にも変更があります。詳細はバックアップとデータの引き継ぎを参照してください。

デザインと画面構成

設定画面、メインメニュー、右クリックメニュー、ツールチップなどのデザインと操作部品を大きく変更しました。メニューは原則としてテーマに合わせたHTML表示となり、従来の表示方式へ切り替える設定は廃止しました。

設定項目の場所やメニュー構成も整理しています。以前のマニュアル・スクリーンショットと、項目の位置や名称が異なる場合があります。メインメニューと設定画面を参照してください。

レスの描画方法、ツリーの接続線・余白、本文の高さやスクロール位置の計算も見直しました。同じテーマやスキンを使っていても、旧版と表示の間隔や配置が変わる場合があります。

スキン・CSSと表示設定の互換性

レス内の画像・カード・動画・アンカーを表すHTMLタグと、動画要素の親子構造を変更しました。旧タグの読み替えは行いますが、要素の直下指定に依存したCSSは調整が必要です。旧設定のlineGapはレイアウトに反映されません。

「画像URLを表示しない」など、スキン設定へ移動した3項目は以前の値を引き継ぎません。必要な項目を「スキン編集」で設定し直してください。対象の項目とCSSの修正例はスキン・CSS・ユーザーコマンドの変更にまとめています。

廃止・置き換えとなった機能

保存ログ検索の正規表現指定、プロキシボード、一部サイトの内蔵対応、Windows 32bit版などは廃止しました。NGの表示効果やタイトルバー設定にも置き換えがあります。設定し直す項目・廃止した機能の一覧を確認してください。

まず知っておきたい変更

やりたいこと 変わった点 このページの説明
設定を探す 共通設定と、サイト・板だけの設定を整理 設定の仕組み
板とスレッドの配置を変える ヘッダの操作ボタンと、ワークスペース別の保存を追加 レイアウト
返信の多いスレッドを読む ツリーの折りたたみと、NGの省略表示を追加 ツリーとNG表示
過去に読んだレスを探す 保存ログ検索を刷新。複数条件や期間で絞り込み 検索
画像を見る・非表示にする 類似画像NG、画像ポップアップの実寸表示、JXL対応 画像・アップロード
スレッドの内容を把握する AIによる要約・質問を追加 AIサイドパネル
動画を見ながら実況する 動画上表示と流しコメントを追加 動画と実況
更新を確認する 更新センターで内容・進捗・更新開始を確認 配布と更新
自作スキンを引き継ぐ 設定の移動と、メディア用HTMLタグの変更 スキン・CSS

更新時に確認すること

バックアップとデータの引き継ぎ

メインメニューから「設定のバックアップ」を実行できます。保存先などの基本的な構成はファイル構成も参照してください。

設定やタブ、閲覧状態には引き継ぎ処理があります。ただし、新しい形式へ移行したデータに、その後の操作内容が保存されるため、古いバージョンでそのまま読み戻せるとは限りません。

主な保存方法の変更は次のとおりです。

  • お気に入りとローカルスレッドはSQLite形式へ自動移行します。
  • ツリーの折りたたみ状態と、レス番号・ツリーを対象としたミュートは、スレッドごとに保存します。
  • ウィンドウの位置・サイズや、タブ・ワークスペースの保存情報の読み取りを見直しました。
  • 同じスレッドを複数のタブで開いている場合も、古い画面からの保存で新しい既読位置が上書きされることを防ぐようにしました。

設定し直す項目・廃止した機能

以前の項目・機能 現在の扱い
「画像URLを表示しない」 レススキンの設定へ移動。以前の値は引き継がれないため、必要ならスキン編集で設定し直してください。
「ツリー表示のときにアンカー、引用レスを表示しない」 同じくレススキンの設定へ移動しました。
「新着の>>1へのアンカーをレスツリーに含めないようにする」 同じくレススキンの設定へ移動しました。
サイト編集 「サイト・板別設定」へ整理。共通設定は通常の設定画面で変更します。
保存ログ検索の正規表現指定 項目別の条件、AND/OR、含む/含まないなどの指定へ変更しました。
右クリックメニューのHTML表示切り替え 原則HTML表示に統一し、切り替え設定を廃止しました。テキスト編集用など一部はOSのメニューです。
「従来のタイトルバー+メニューを非表示」 「従来のタイトルバー」に統合し、以前の設定は自動移行します。Altキーでアプリ内メニューを開けます。
NGの表示効果「より薄く」 「小さく表示」へ変更しました。透明度の代わりに文字サイズを小さくします。
画像のマウスオーバー遅延設定 廃止しました。
プロキシボード 機能を削除しました。従来の設定ページは旧バージョン向けの説明です。
動画ビューアの「実況コメント」欄 削除しました。新しい実況表示については流しコメントを参照してください。
Redditへの返信投稿 対応を終了しました。閲覧は引き続き利用できます。
虹裏ちゃんねる・anontown・スラド・ikioi2ch 内蔵のサイト対応を削除しました。
Windows 32bit(ia32)版 配布対象から外れ、Windows x64/arm64版が対象になります。

開発途中のβ版にあった共有フォルダー方式の bbsync連携は削除しました。同期機能はSync2chを使用します。このページの対象時点では、bbsyncの再導入に関する計画は利用できる機能に含みません。

メインメニューと設定画面

メニューの見た目と配置

アプリ内で開くメインメニューは、テーマに合わせた色とアイコンの表示になりました。右クリックメニューとあわせて、矢印キー、Enter、Escなどで操作できます。小さなウィンドウやフルスクリーンでも操作でき、閉じた後は元の場所へフォーカスを戻します。

主な項目は次のように整理しました。

  • 表示:板・スレッドの配置、書き込み欄、サイドパネル、履歴、メッセージログなど。
  • ツール:NG/強調設定、ミュート管理、画像アップロード、診断用の項目など。
  • ヘルプ:マニュアル、キーボードショートカット、マウスジェスチャの一覧など。

閉じたタブの開き直し、現在のタブのお気に入り追加・解除、設定のバックアップ、現在のワークスペースの設定にもアクセスできます。お気に入りはフォルダー構成を保って表示します。

共通・サイト・板・タブの設定

設定を変更するときは、どこまで同じ設定を使いたいかを選びます。

設定する場所 使い分け
共通設定 すべてのサイト・板で共通に使う基本の表示や動作。
サイト・板別設定 特定のサイト全体や、特定の板だけ共通設定と変えたい項目。
タブでの変更 今開いているタブだけで使いたい表示設定。

共通の項目は「板」「スレッド」「書き込み」「画像/映像」などの設定にまとめました。「サイト・板別設定」では、各項目がどの設定を引き継いでいるかを確認できます。

「独自に変更した項目だけ表示」で変更箇所を絞り込めます。個別指定を解除すると、上位の設定を再び引き継ぎます。サイト・板の選択欄は名前から候補を探すことができ、キーボードで選択できます。

表示設定を保存すると、共通設定からサイト・板の設定、開いているタブへ順に反映します。タブだけで変更した項目は保持します。名前・メール・sageや書き込み欄の開閉の初期値は、新しく開くスレッドから反映します。

保存状態と反映時期を画面に表示し、保存の失敗とタブへの反映の失敗を分けて確認・再試行できるようにしました。

操作部品とキーボード操作

ボタン、スイッチ、選択欄、色の入力欄を整理しました。ライト/ダークのテーマやキーボードフォーカス、無効状態を見分けやすくしています。

  • 選択リストの操作中に、背後のスレッドやパネルのショートカットが動かないようにしました。
  • 右クリックメニューでは無効な項目を飛ばし、不要なサブメニューを閉じるようにしました。
  • 文字サイズ・行間などの調整メニューに、現在の値を表示します。
  • ツールチップをテーマに合わせ、説明とショートカットを見やすくしました。
  • 設定画面の先頭・末尾への移動コマンドを追加しました。

レイアウトとワークスペース

ヘッダから配置を切り替える

ヘッダに「レイアウト操作」を追加しました。ボタンから次の操作を行えます。

  • 板とスレッドを縦/横に並べる。
  • 単体表示と並列表示を切り替える。
  • 板とスレッドの配置を交換する。

単体表示から並列表示へ戻すと、直前の方向と並び順を復元します。各ボタンの表示・非表示を保存でき、アクション設定でフッターにも配置できます。単体表示中は「板を開く」ボタンから対象の板へ移動できます。

レイアウトメニューの「レス表示に単体/並列ボタンを表示」を有効にすると、レス表示の隅にも切り替えボタンを置けます。初期状態はオフです。

ワークスペースごとに配置を保存する

設定の「ワークスペース」で、ワークスペース0と共通のレイアウトを使うか、そのワークスペース独自のレイアウトを使うかを選べます。

保存対象は、分割方向、板とスレッドの並び順・サイズ、サイドパネル、セカンドパネル、書き込み欄の配置です。

たとえば、ニュースを読むワークスペースは左右の並列表示、実況用はスレッドを広く表示する配置、という使い分けができます。

共通のレイアウトを独自設定へコピーできます。共通へ戻しても独自設定は残るため、再び独自を選ぶと復元されます。以前のバージョンから更新した直後は、現在の配置を全ワークスペースで共通利用します。

背景とパネルの表示

背景設定は、色・グラデーション・画像の不透明度をパーセントで調整する画面に整理しました。画像の選択、位置、サイズ、設定のコピーも操作しやすくしています。

サイドパネルの重ね合わせ表示では、閉じていたパネルが起動時やワークスペース切り替え時に意図せず開く問題を修正しました。重ね合わせ時にもテーマの背景を反映します。

関連:レイアウト・ワークスペース・テーマ

スレッドを読むときの変化

返信ツリーを折りたたむ

ツリーの線をクリックすると、その枝の返信を折りたためます。折りたたみ中は返信の件数と新着件数を表示し、メニューの「すべての返信を表示」でまとめて開けます。

線にマウスを重ねたりキーボードでフォーカスすると、その枝の返信を強調表示します。返信のまとまりに合わせて接続線とレス間の余白も調整しました。

現在は折りたたみ状態をスレッドごとに保存します。 同じスレッドを開き直したり、アプリを再起動した場合も復元します。レス番号・ツリーを対象としたミュートも同様です。対応するログを削除すると、その保存状態も削除します。

開発途中の0.99.11ではタブごとの保存でしたが、0.99.17以降はスレッド単位になっています。

NGの「省略表示」

NGの表示方法に「省略表示」を追加しました。本文の先頭2行と省略した行数を表示し、「全文」または省略行数のクリックで本文を開けます。「省略」を選ぶと再び折りたたみます。

完全に非表示にするほどではないレスを、必要なときだけ開いて読む使い方ができます。表示効果の「より薄く」は「小さく表示」に変更しました。

読んでいた位置を保つ

板・スレッドの表示処理を見直し、画像の読み込み、レスの高さの変化、ウィンドウのサイズ変更、タブやワークスペースの切り替えがあっても、読んでいたレスとその中の位置を保ちやすくしました。

  • 更新中も保存済みのレスを表示し、保存された閲覧位置を復元します。
  • ツリー表示で新着欄に再掲された返信元を読んでいるとき、元の位置へ飛ぶ問題を修正しました。
  • スレッドの末尾を表示している場合は、書き込み欄の開閉などで表示領域の高さが変わっても末尾を保ちます。
  • スムーズスクロールは実際の経過時間に合わせて動き、手動操作や別の移動指示があれば古い移動を止めます。
  • 初回表示の重複取得と不要な待ち時間を削減し、準備が整った本文をフェードなしで表示します。

新着への移動と既読・未読

新着レスへの自動スクロールが有効な場合、更新前の画面下端からレス末尾までの残りが半画面以内なら新着へ移動し、途中を読んでいるときは位置を保ちます。保存済みの位置を復元しただけの再表示や、タブ切り替えだけでは移動を繰り返しません。

透明NGが続く場合は既読を進めますが、折りたたまれた返信や、まだ途中までしか表示していないレスを飛ばして既読にしないようにしました。

タブ・ワークスペースの未読バッジも見直しました。スレッドの取得開始で消したバッジが古い確認結果によって復活したり、遅れて完了したスクロール保存が新しい既読位置を上書きしたりする問題を修正しています。

ミニマップで位置をつかむ

未読と新着レスの範囲をミニマップに表示します。ツリー表示にも対応し、連動するスクロールバーのクリックやドラッグで移動できます。折りたたんだ返信の新着も確認できます。

表示対象に「YouTube」と「Twitter(X)」を追加しました。YouTubeは再生マーク、Twitter(X)はX形のマークで区別し、通常の動画・外部リンクとは別に表示を切り替えられます。

関連:レス表示・マーク

NG/強調とミュート管理

NG/強調設定の画面を刷新しました。レスとスレッドのルールを一覧から検索・絞り込みし、有効切り替え、追加、複製、編集、削除ができます。

ルールの名前、表示方法、適用範囲、条件を一つの編集画面で指定できます。文字列・数値・日時には、それぞれに合った入力欄を使います。NGワードの追加、サンプルの利用、テキストファイルからの読み込みにも対応しました。

操作 方法
ルールを一時停止する 一覧で有効・無効を切り替える。
似た条件を追加する 既存ルールを複製して編集する。
優先順位を変える 番号をドラッグするか、Alt+上下キーで移動する。
サイト・板・スレッドを指定する 名前やタイトルで候補を絞り、キーボードでも選択できる。
ミュートを管理する データビューアのミュート管理を開く。NG/強調設定からも移動できる。

保存に失敗した場合や、別画面で同じルールが更新された場合は入力内容を保ちます。未保存の変更を破棄して閉じる場合は確認を表示します。

条件判定の処理も見直し、多数のルールを使う場合の負荷を削減しました。「現在からの相対時間」の分指定が秒として扱われる問題や、NG/ミュート対象のレスをコピーできない問題も修正しています。

関連:NG/強調

今表示している板・スレッドの検索

検索と入力フィルターで「一致」「あいまい」「正規表現」を個別に選べます。表示中の一覧やレスを絞り込むための機能です。

保存ログ検索

過去に保存したログを探す検索は、新しい条件指定の画面になりました。メニューの「保存ログ検索」、初期ショートカットの Ctrl+Shift+F、選択文字・ID・BBSSLIPなどの右クリックメニューから開けます。

  1. 全ログ・サイト・板・開いているスレッドから検索範囲を選びます。
  2. タイトル・本文・名前・ID・BBSSLIP・トリップなど、探したい項目の条件を追加します。
  3. 「含む/含まない/等しい/等しくない」とAND/ORを組み合わせます。
  4. 必要に応じて期間を変え、検索を実行します。

たとえば「本文に製品名を含み、名前には特定の文字を含まないレス」や、「同じ話題について、この板で最近書かれたレス」を探せます。板の選択欄は板名からも候補を絞り込めます。

古いログが見つからないとき

期間の初期値は過去30日です。「今日」「1週間」「1ヶ月」「今年」から選ぶか、期間をクリアして全期間を対象にしてください。検索対象は保存済みのログです。

結果ではタイトルの一致とレス本文などの一致を分けて表示し、該当レスと前後の内容をプレビューできます。途中で停止した検索や上限に達した検索は、その時点までの結果であることを表示します。

設定の「システム」→「検索」→「ログ検索の表示先」で、板タブまたはサイドパネルを選べます。第2サイドパネルからも利用でき、条件の保存、検索タブの複製、パネルから板タブへの条件の複製に対応しています。

正規表現の扱い

保存ログ検索は、従来の正規表現指定を廃止しました。画面上の項目別条件を使ってください。板・スレッドの検索や入力フィルターでは、引き続き正規表現を選択できます。

画像表示とアップロード

見た目が似た画像をNGにする

画像の知覚ハッシュ(pHash)を使ったNGに対応しました。ファイルの内容が完全に同一でなくても、見た目が似た画像をNGにするための機能です。

pHash生成は初期設定で有効です。画像のNG操作と、画像設定の「NG by pHash」から利用します。JPEG XLなど、ハッシュを生成できない形式はこの判定の対象外です。

高解像度ディスプレイでの画像ポップアップ

「ディスプレイの拡大率100%の状態で表示」を追加しました。Windowsなどでディスプレイの拡大率を上げていても、物理ピクセルを基準に画像を表示できます。

画像ポップアップのメニューまたは設定画面から切り替えられます。ポップアップの保存位置・サイズの復元や、拡大・縮小時の領域計算も修正しました。

JPEG XL(JXL)対応

.jxlを画像リンクとして認識し、サイズ・向きの取得、表示、保存、画像一覧の形式フィルターに対応しました。

JXLは縮小サムネイルと類似画像判定用のハッシュを生成せず、元画像を使って表示します。

読み込みと編集

  • Imgurのアルバム展開を有効にしている場合、画像リンクの取得を待たずにスレッドを表示し、完了後に画像リンクを反映します。
  • 画像のEXIFの向きに応じた寸法・回転処理を見直しました。
  • Windowsで画像の情報取得やサムネイル生成がキャッシュファイルをロックする問題を修正しました。
  • お絵かきエディターを更新し、ファイル添付時の形式判定も修正しました。
  • レスポップアップの画像化は撮影方法を見直し、長い内容や描画サイズの丸めによる失敗、エラーの表示を改善しました。

あぷ小@ふたば

アップロード先に「あぷ小@ふたば」を追加しました。APIキーやログイン設定なしで対応する画像・動画を送れます。上限は 3,000,000バイトです。

  • 削除キーを自動保存し、アップロード履歴から削除できます。
  • 送信結果が不明な場合は「結果を再確認」を使うと、ファイルを再送せず前回の結果を確認できます。
  • ふたばの書き込み欄へ挿入する場合は、完全なURLをfu12345678.jpgなどのファイル名に変換します。
  • 履歴やコピーした内容は完全なURLを保持し、ほかの掲示板へ挿入する場合も完全なURLを使います。

閲覧できる画像形式と、アップロード先が受け付ける形式は異なります。たとえば、JXLの表示対応は、あぷ小へのJXLアップロード対応を意味しません。

関連:画像表示・アップロード

AIサイドパネル

開いているスレッド全体や新着レスの要約、スレッド内容についての質問ができます。サイドパネル/第2サイドパネルの「AI」から開きます。

利用を始める

  1. 設定画面の「AI」で接続先を選びます。
  2. モデルと接続先の設定を保存します。OpenAIとGeminiではAPIキーを設定します。
  3. 対象のスレッドを開き、AIパネルで「要約」または「質問」を選びます。
接続先 利用方法
OpenAI OpenAI APIの接続先とモデル、APIキーを設定します。
Gemini Google AI StudioのGemini APIを使用する設定を行います。
Ollama PCで動作させるOllamaの接続先とモデルを設定します。設定画面からローカルモデルを確認できます。

要約では「スレッド全体」と「新着レス」を選べます。新着の開始レス番号も指定できます。質問はCtrl+Enterで送信できます。

回答はMarkdownで表示し、コピーできます。根拠として示されたレス番号から該当レスへ移動できます。スレッド更新後の古い回答には再実行の案内を表示し、通信や生成に失敗した場合は理由や失敗した段階を示します。

AIへ渡す内容

実行時に対象のレス本文や質問を、設定した接続先へ送信します。外部APIを使う場合は、そのサービスへ内容が送られます。NG・ミュートなどの表示状態に応じた除外処理がありますが、送信する範囲と接続先を確認して利用してください。回答の根拠は、元のレスでも確認できます。

パネルにある「Siki」についてのAI機能は、このページの対象時点では今後追加予定です。利用できるスレッドの要約・質問とは区別してください。

動画上表示と流しコメント

フローティングウィンドウに、通常表示に加えて「動画上表示」と「流しコメント」を追加しました。動画に重ねてレスを読みたいときに使えます。

表示方法 内容
通常表示 フローティングウィンドウで通常のスレッド表示を使います。
動画上表示 動画の上にレスを重ねます。背景の濃さやクリック透過を調整できます。
流しコメント レスを動画に合わせて流します。ライブ・録画に合わせた再生位置の調整や、文字サイズの変更ができます。

フローティングウィンドウのヘッダから表示方法を切り替え、流しコメントの操作欄から再生位置などを調整します。コメント投稿欄も開けます。メニューからテーマを切り替えたり、流しコメントの文字サイズを調整したりできます。

レスのアンカーや、クリックして開く動画のプレビューは、Tabキーで選びEnterまたはSpaceキーで開けるようになりました。

書き込み・サイト対応

書き込み成功後のレス検出と、自分の書き込みのマーク・履歴への記録を見直しました。投稿したレスを検出できた場合は、そのレス番号を通知します。スレッド作成後の新スレッドの特定と移動も改善しました。

自分の書き込みを判定する設定を無効にしている場合は、投稿後や更新時に自分のレスとしてマークしません。書き込み成功後に投稿先のタブが見つからない場合、再送信されることがある問題も修正しました。

別ウィンドウの書き込み欄で、入力やタブ切り替えが重なった場合の本文・名前・メール欄の反映を改善しました。プレビューの高さ、同じ画像・動画URLのリンク生成、ふたばの画像ファイル名の自動リンクも修正しています。

主なサイト別の変更は次のとおりです。

サイト 変更内容
5ch スレッドURLの判定、空白を含むトリップの解析、ログイン状態の判定、一部の投稿エラー時の再試行処理を修正しました。
BBSPINK・ニコニコ大百科など ログイン状態の判定を修正しました。
爆サイ スレッド一覧・レスの取得、複数ページ取得時のレス数の扱いを修正しました。
Next2ch 一重引用符・二重引用符が文字参照のまま表示される問題を修正しました。
Reddit 閲覧は利用できますが、返信投稿には対応しなくなりました。

HTTP/2を使わない通信では、サイト側の設定も含めて掲示板用User-Agentを選択するようにしました。ログイン情報の暗号化・復号処理も非同期化しています。

配布形式と更新センター

更新内容の確認、更新の確認、ダウンロードの進捗確認・中止、更新の開始を、更新センターにまとめました。リリースノートは見出し・箇条書き・リンクを整えて表示し、長い内容はスクロールして読めます。

インストーラー版は、ダウンロードしただけで終了時に更新を始める方式から、利用者が「Sikiを終了して更新」を選んで開始する方式に変更しました。OSや配布形式によって、手動更新の案内を表示する場合があります。

環境 配布・更新に関する変更
Windows x64に加えてarm64版へ対応。インストーラー版とポータブルZIPを用意します。32bit版の配布は終了しました。
macOS Apple silicon/Intel向けの配布を整理し、DMGからの上書き手順や起動時に警告が出る場合の案内を追加しました。
Linux x64 AppImageに加えてdeb/rpmへ対応しました。deb/rpmはOSのパッケージ管理機能でインストール・更新できます。

更新先は、選択したチャンネルとOS・配布形式に応じて案内します。開発版への案内は、安定版の通常の更新とは区別して確認してください。

関連:ダウンロード・インストール・ポータブル版

スキン・CSS・ユーザーコマンドの変更

スキン側へ移った表示設定

次の3項目は、共通設定からスキン設定へ移りました。

  • 画像URLを表示しない。
  • ツリー表示のときにアンカー、引用レスを表示しない。
  • 新着の>>1へのアンカーをレスツリーに含めないようにする。

設定値はスキンごとに保存します。表示メニューで切り替えた場合も、選択中のスキンに反映します。以前の設定値は引き継がれないため、「スキン編集」で設定し直してください。

メディアとアンカーのHTMLタグ

レス内で使うHTMLタグを次のように変更しました。

旧タグ 新タグ
thumb siki-thumb
card siki-card
movie siki-movie
anchor siki-anchor

既存スキンの旧タグは表示時に読み替えます。SikiでコンパイルするCSSの旧タグ指定にも互換処理があります。ただし、内部の要素の親子関係を直接指定しているCSSは確認してください。

特に、動画のvideo・iframeはsiki-movieの内側に配置されます。

/* 直下のvideo要素を指定していた場合 */
.th-mov > video { /* ... */ }

/* 新しい構造では、子孫要素として指定します */
.th-mov video { /* ... */ }

旧来の折り返し補正用のlineGapは、レイアウトへの効果と編集項目を廃止しました。bodyAlignは本文下の余白、minBodyCharHeightは本文の最小の高さとして扱います。

CSS/SCSSに問題がある場合は、元のファイルのパスと行・列番号、エラー内容と該当箇所を表示するようにしました。

外部アプリ・スクリプト

外部URL・ファイルを開く処理と、アプリ内のスクリプト実行の扱いを見直しました。HTTP/HTTPS以外のURLや一部のファイルを開く際は、確認画面を表示します。

スキンなどのHTMLへ直接埋め込んだJavaScriptや、onclickなどのイベント属性は実行しないようにしました。HTMLにスクリプトを埋め込む独自カスタマイズをしている場合は、動作を見直してください。

ユーザーコマンドで外部アプリを起動するときの引数の受け渡しを改善し、起動失敗はエラーとして表示します。独自のコマンドやスクリプトを使っている場合は、更新後に実行結果を確認してください。

関連:レススキン・カスタムCSS・ユーザーコマンド

小さな変更と安定性の改善

  • スーパードラッグは初期設定では無効です。有効・無効の切り替えに再起動は不要になりました。
  • ジェスチャの画面表示を開始位置中心にする設定は、初期設定で有効になりました。
  • ワークスペース切り替え時に名前を表示する設定は、初期設定で無効になりました。
  • 板・スレッドのタブタイトルをホバー時にポップアップ表示するか、テーマごとに選べます。
  • スクロールバーのつまみ・背景・ホバー時の色をテーマで設定できます。
  • 不要になった板・スレッドの取得を中止し、画面切り替え後に古い取得結果が反映されることを防ぐようにしました。
  • スレッドの保存失敗を検出し、破損したログは元ファイルを退避してから再取得します。
  • 通信ログのローテーションと、保存ファイルの読み書き・削除の順序を見直しました。
  • 広告ブロックの処理と、Sync2chの同期データの読み取り・生成処理を更新しました。
  • 基盤のライブラリを更新し、対象時点のElectronは45.0.0です。

このページの対象範囲

このページは、Sikiのコミット0a56b153d021715ccf05c27db1d68633f0bb17eb(0.43.6)から、36a60fb4a(0.99.21)までの変更履歴・リリースノート・実装を基にまとめました。

途中のβ版だけにあった機能や、実装計画だけの機能は、現在使える新機能として紹介していません。0.43.x向けの既存マニュアルとは、メニュー名や画面構成が異なる箇所があります。

版ごとの変更はリリースノートも参照してください。